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名古屋鉄道の取り組み[] 環境報告書 2015 企業・IR・採用 | 名古屋鉄道

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 平成19年4月に環境活動の基本的な考え方を示す環境方針「名鉄エコ・プラン」を制定しました。各部署は、 「名鉄エコ・プラン」の行動指針と行動目標に基づき、それぞれの業務の中で発生する環境負荷の把握を行い、そ

れを軽減させるための各種取り組みを行っています。

 名古屋鉄道は、名古屋を中心として愛知・岐阜両県下に444.2kmの鉄道路線網を持ち、お客さまの足として 公共交通サービスを提供しています。地球環境問題への意識が高まる中、エネルギー効率のよい鉄道は、マイ カーに比べCO2排出量が約8分の1であり、「環境にやさしい乗り物」として、その果たす役割が見直されてきて

います。当社は、省エネルギー車両への更新やパーク&ライド駐車場の整備、使用済み乗車券のリサイクルなど に継続的に取り組み、地球温暖化防止に努めています。

 これからも、さらなる輸送サービスの向上をめざし、さまざまな交通事業者との連携や地域特性を生かした交 通ネットワークの充実を図るとともに、安全で快適な移動環境を提供することで、お客さまの利便性と満足度を 高め、地域社会に貢献していきたいと考えています。

省エネルギー、リサイクルなどの目標を掲げ、温室効果ガスを削減します。 ○ 運転電力削減目標を達成します。

○ 使用済み乗車券のリサイクル率100%を達成します。

環境負荷の軽減

効率的で利便性の高い公共交通サービスを提供し、環境にやさしい鉄道の利用を促進します。

利便性の向上

地域の皆さまとともに環境保全活動を推進し、環境にやさしい地域社会づくりに貢献します。

地域環境貢献

環境問題に対する意識を高め、環境法令の遵守を徹底します。

環境法令の遵守

「環境に関する行動目標」を毎年度策定し、実施する。

 電車の運行では、非常に多くの電力を消費します。なる べく少ない電力で運行ができるよう、乗務員の節電運転 研究や、線区ごとの省エネ活動組織(運輸エネルギー部 会)での取り組みのほか、車両自体の省エネルギー化の推 進や電気設備の改良を行い、原単位※の向上に努めてい ます。

 平成26年度は、節電を意識した運転操作を行うととも に、気候に応じたこまめな車内空調の取扱いを心がけた ほか、震災以降の節電対策として車内灯の間引き、空調 設定の変更なども継続して実施しました。これらの取り 組みに加え、車両の省エネルギー化もあり、運転電力原単 位は前年比で1.2%ほど向上しました。今年度は新たに、 以下のような目標を設定し、更なる原単位の向上に努め ていきます。

電車の運転電力原単位の向上

車両の省エネルギー化

 省エネの観点から、旧型車両の計画的な更新を進めて います。ブレーキ時にモーターを発電機として作用させ、 生み出された電力を架線に戻し、他の電車が加速する際 その電力を使えるようにできる「電力回生ブレーキシス テム」や、架線から受ける直流電流を交流に変換し、効率 よく電力の使用ができる「VVVFインバータ制御」機能を 搭載した省エネルギー車両への更新により、消費電力の 削減を図っています。

 平成26年度には、既存車両4両(抵抗制御方式)を廃車 し、瀬戸線はすべて4000系に置きかわり、100%VVVF インバータ制御を搭載した車両になりました。今後も快 適性の向上とともに、省エネルギー車両の導入を推進し ていきます。

平成29年度の電車の運転電力原単位を、

全線で平成26年度比▲3%をめざします。

車両数 --- 1,060両

省エネルギー車両数 --- 940両

省エネルギー車両導入率 ---88.7%

平成26年度末現在

行動指針

行動目標

環境負荷の軽減

エコ・プラン行動指針

※車両1両が1km走行するのに要する電力量

● 電力回生ブレーキシステムの仕組み

● VVVFインバータ制御の仕組み

ブレーキ時に、モーターを発電機とし て作用させ、発生する電力を架線へ 返す。

回生された電力をもらって 加速する。

抵抗器を用いて電力量の調節を 行っていたため、抵抗器の発熱に よって電気エネルギーを無駄に 消費してしまう。

少ない消費電力で、速度に応じて電 圧や周波数を調整し、最適な制御を 行い、電気を効率よく使って、省エ ネ運転が可能。

加速時 減速時

抵抗制御方式

(今までの車両) VVVFインバータ制御方式(新しい車両)

放出 放出熱

効率

効率

1

名鉄エコ・プラン

名鉄エコ・プラン

6000系 100

6500系 81

3300系

2000系 46

● 名鉄の車両別消費電力の比較 (指数〔6000系=100〕)

● 省エネルギー車両の推移

422 296 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400

VVVF車(回生ブレーキ付)(2000系、3500系など)

回生ブレーキ車(6500系など)

従来型車(6000系)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 530両 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 410両 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 120両

導入率の推移

(両)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 (%) 438 320 438 320 372 412 426 242 442 354 47 71 72 74 78 1,130 1,130 1,112 1,110 430 202 458 81 1,090 20 21 19 18

17 22 23

430 192 462 82 1,084 410 172 474 84 1,056 24 410 144 506 86 1,060 25 410 124 530 88.3 1,064

● 1車両1キロあたりの電力使用量の推移(kWh/Car-km)

2.02 1.98 1.94 1.90 1.86 2.06 2.10 2.14 2.18 1.936 2.121 2.062 2.042 1.981 23 17 18 19 20 21

1.934 22 1.954 1.924 24 1.919 25 (年度) 1.896

26

(年度) 26 410 120 530 88.7 1,060

4 環境法令の遵守 廃棄物の厳正な管理 廃棄物管理体制の強化

2015年度 名古屋鉄道 環境に関する行動目標

取り組み内容 テーマ

1 環境意識の向上 環境教育の実施 社内研修の実施、家庭内エコ活動の推奨

3 環境コミュニケーション

  の推進 地域への環境貢献環境活動のPR

積極的な情報開示

地域との協働による清掃活動の実施

「名鉄エコプロジェクト2015」の実施、子供向け環境教育の推進 環境WEBサイト・「環境報告書」の充実

2 環境負荷の軽減 鉄道運転電力の削減

列車騒音・振動の低減 グリーン購入率の向上 エコオフィス運動の推進 省エネ設備導入の検討

運転電力原単位 平成26年度比1%削減 ロングレール化の推進

グリーン購入率80%以上の達成 「エコ・マニフェスト」の推進

LED照明等の導入検討

(3)

各部署共通エコ・マニフェスト

製品を購入する際には、次の項目に留意して、 できる限り環境負荷の少ない製品の購入に努める。  

1.環境汚染物質の有無の確認 2.省エネルギー製品の優先的購入 3.長寿命製品の優先的購入 4.リユース・リサイクルの推進 5.リサイクル製品の優先的購入

6.廃棄の際に環境負荷の少ない製品の優先的購入 7.環境に関する情報を入手しやすい製品の 優先的購入

名古屋鉄道グリーン購入方針

リサイクルの取り組み

オフィスでのエコ活動

ロングレール化累積施工実績(平成26年度末時点) 269.8km(敷設可能区間のうちの73.3%)

■各部署共通『エコ・マニフェスト』の策定

 従業員一人ひとりの環境意識の一層の高揚により、エコ な職場の実現を目指していくため、各部署共通の『エコ・マ ニフェスト』を定めています。『エコ・マニフェスト』はポス ターにして各部署で掲示しています。

1. 長時間離席時の照明消灯・ パソコンディスプレイ閉じの徹底 2. オフィス内の適度な温度設定 3. 紙・水使用量の削減

4. 環境対応商品(グリーン商品)の採用 5. 家庭におけるエコ活動の実施

■き電線の強化

 架線に流れている電車運転電力の送電ロスを低減させ るため、き電線を太くするなどの強化を進めています。当社 ではすべての線区で上下一括き電方式を採用しています。 この方式は、上り下りの架線を接続して電力を供給する方 式で、走行中の電車

まで効率良く電気を 流 すことが できま す。また、回生電力 を上り下りの電車に 限 定されることな く、有効に使えるメ リットもあります。

■騒音の低減化

 変電所の新設や大規模改良工事の機会に合わせて、防音 壁等の設置や屋内型機器の採用により、変圧器のうなり音 や開閉装置等の動

作 音による騒 音の 低減を図り、周囲の 環境に配慮していま す。

■信号機および踏切灯器のLED化

 信号機および踏切灯器で使 用する電球のLED化を順次進 めており、平成27年3月時点 では全信号機の41%に導入し ています。LEDは電球に比べ 消費電力が少なく、長寿命で あるだけでなく、視認性にも優 れているため、今後も新設ま たは更新の際にはLED化を積 極的に進めていきます。

 鉄道事業において非常に多く使用する電力を、最大限 効率よく使用し、地球温暖化防止に貢献するため、電気 施設の省エネルギー化を推進しています。

■力率改善コンデンサーの設置

 大容量の電力を直接、電力会社から購入し、沿線35ヵ所 に設けた自社変電所で受電し、主に電車の運転エネルギー として使用しています。受電した電力を効率よく使用する ため、変電所に力率改善コンデンサーを設置し、エネルギー 効率の向上を図っています。現在11の変電所で使用し、平 均力率99%となっております。

■レール削正車の導入

 線路の保守管理の新しい手法として、車体の下に装着さ れた16個の砥石を高速回転させ、レールの細かな傷や凹 凸を削り取るレール削正車を導入しました。これにより、 レール寿命の延伸、騒音・振動の軽減や乗り心地の向上を 図っています。平成26年度は、名古屋本線、常滑線等にお いて 、軌 道 延 長

47.6㎞のレール 削正を実施しま

した。  オフィスでの環境活動は、廃棄物の分別から省エネル

ギー、グリーン購入に至るまで、さまざまです。身近で幅 広いオフィスでの取り組みは、企業の環境活動の基本と して位置付け、継続的に取り組んでいます。

■多分別ボックスの設置

 オフィスで発生する多種多様の廃棄物を、資源として可 能な限り有効に活用するため、多分別ボックスの設置を 行っています。本社事務所では、10種類に分別し、廃棄物 のリサイクル率向上を図っています。

■ロングレール化

 レールには継目があり、継目の上を列車が通過することに より、騒音と振動が発生します。これを軽減するため、継目を 溶接し、1,000m

前後の長さにす るロングレール 化を各所で進め ています。

■レールの重量化

 レールを重いものにすることで列車の走行性が安定し、 乗り心地が向上するほか、騒音・振動の減少にも効果があ ります。本線軌道長のうち99%が重レール(50kg/m以上 のレール)になっています。

■グリーン購入方針の策定

 環境に配慮した資材や物品の購入を行うグリーン購入 を進めています。当社では、平成15年に購入の際の指針と なる「グリーン購入方針」を策定しています。

■クールビズ・ウォームビズの実践

 名古屋鉄道では、平成17年から環境省が地球温暖化 防止行動として提唱している「クールビズ」「ウォームビ ズ」を毎年実践しています。夏季は5月上旬から10月の6 か月間、本社を中心とした部署で、空調温度を高めに設 定し、軽装による勤務を実施しています。冬季は12月か ら翌年3月までの4か月間、「ウォームビズ」に取り組んで います。

名古屋鉄道の取り組み

平成26年度乗車券リサイクル率 100%(紙製乗車券)

平成26年度グリーン購入率 78%(金額ベース)

電気施設の省エネルギー化

沿線環境保全

 名古屋鉄道では、早くから使用済み乗車券のリサイクル に積極的に取り組んできました。平成8年度にリサイクルシ ステムを稼動してから段階的にリサイクル処理量を増やし、 平成18年度には初めてすべての使用済み乗車券(定期券お よびカード類含む)をリサイクルすることに成功しました。  紙製乗車券の大部分は、マテリアルリサイクルを行ってい ます。名刺などの事務用品をはじめ、駅のベンチや分別ボッ クス、トイレットペーパーへの再生も積極的に行うととも に、リサイクルシステムを他の鉄道事業者などへも広げてい ます。(平成26年度末時点約18社局)

 平成26年度は、使用済み紙製乗車券が23t発生、すべてを リサイクル処理し、使用済み乗

車券を原料に製作したリサイク ルベンチの背板を24枚、座板を 59枚設置しました。

電気保守作業

屋内型機器を採用した各務原変電所

LED化した信号機

多分別ボックス

乗車券リサイクルベンチ

乗車券リサイクルトイレットペーパー 土木保守作業

16頭式レール削正車

車輪フラット検出装置

 メイエレックでは、車輪踏面に発生したフラット・剥離・ 熱亀裂を早期発見する装置を、名古屋鉄道と共同開発で 平成11年に導入し、騒音・振動低減と業務効率化に大き く寄与しており、他

の鉄道会社にも導 入 さ れ て い ま す 。 (特許登録済)

お 問 合 せ

株式会社メイエレック

技術開発部 技術課 052-678-1895

センサー設置状況

(4)

各部署共通エコ・マニフェスト

製品を購入する際には、次の項目に留意して、 できる限り環境負荷の少ない製品の購入に努める。  

1.環境汚染物質の有無の確認 2.省エネルギー製品の優先的購入 3.長寿命製品の優先的購入 4.リユース・リサイクルの推進 5.リサイクル製品の優先的購入

6.廃棄の際に環境負荷の少ない製品の優先的購入 7.環境に関する情報を入手しやすい製品の 優先的購入

名古屋鉄道グリーン購入方針

(5)

太陽光発電パネル(尾張瀬戸駅)

鉄道センタービル

ICカード乗車券「manaca」

学生証一体型 manaca

パーク&ライド駐車場(鳴海駅) 名古屋クロスコートタワー

LED照明(金山駅)

■鉄道センタービルにおける環境配慮への取り組み

 平成24年4月に竣工した「鉄道センタービル」では、環 境への配慮や省エネに対する様々な取り組みがされてい ます。中でも、各階執務室に換気窓を設けることで、階段 シャフトから煙突効果を利用した自然換気システムを導 入した事により、通常時は外気を取り入れ空調負荷を低減 し省エネを図ると共に、室内環境の快適性が向上しまし た。また、非常時における事業継続にも寄与しています。そ の他にも、屋上の一部を緑化することで事務棟執務室のア メニティ向上にも配慮しています。

■自然エネルギーの利用

 駅や駅ビルの設備において、太陽光や雨水など、自然エ ネルギーを利用しています。

 尾張瀬戸駅では、平成13年から太陽光発電パネルおよ び雨水タンクを設置し、駅の照明の一部、トイレの洗浄水 を賄っています。また名鉄新一宮ビル(名鉄百貨店一宮 店)および名鉄長住町ビル(岐阜ロフト)でも、雨水を雑用 水の一部に活用しています。

 マイカーの利便性と鉄道の環境効率のよさを組み合わ せた「パーク&ライド駐車場」の整備を積極的に進め、その 活用をお客さまに呼びかけています。移動手段をマイカー から鉄道に切り替えていただけばいただけるほど、地域の 環境負荷軽減につながります。より多くのお客さまに最寄 りの駅の駐車場にマイカーを停め、駅からは鉄道をご利用 いただけるよう、沿線に約19,900台の駐車場を整備して います。

 名古屋鉄道とメイテツコムでは、平成24年4月から、名古 屋産業大学、名古屋文理大学・同短期大学部及び、名古屋文 理栄養士専門学校に、東海地方で初となる、学生証と manacaが一体となった「学生証一体型manaca」を発行し ています。平成27年4月からは、愛知医療学院短期大学と米 田柔整専門学校において発行を開始しました。各大学・学校 において、manacaの認証機能を活用した出欠・入退室など の学修管理や図書館管理、証明書発行などの各種学内シス テムへの対応が可能となるとともに、定期券として通学での 利用に加え、学内の食堂や売店、自動

販売機などにもmanaca電子マネー 決済を導入することで、学生の利便 性の向上を図っています。

 平成26年3月17日から、「名鉄ミューズカード」の発行に あわせ、新たにミュースターポイントサービスを開始しま した。本サービスは、対象店舗でのmanaca電子マネーの ご利用でたまるミュースターポイントと、「名鉄ミューズ カード」のショッピングでのご利用でたまるミュースター ポイントを合算できる、利便性の高いポイントサービスで す。たまったミュースターポイントは

manacaにチャージしてご利用できるほ か、名鉄グループの商品とおトクに交換 ができます。

 名古屋鉄道と名鉄協商では、名鉄電車とICカード「manaca」 利用促進および、名鉄協商の駐車場の利便性向上を目的に、 manacaを使った「パーク&ライド割引」サービスを名鉄協 商パーキング「豊橋西」および「新鵜沼」において展開してい ます。このサービスは、上記駐車場を出庫する際、駐車場の 最寄駅の降車情報(駐車した日と同日に限る)が記録された manacaを専用端末にタッチすると、自動的に駐車料金か ら一定金額が割り引かれるものです。

 両社では「パーク&ライド」を積極的に推進しており、今後 もさまざまなサービスを通して、「パーク&ライド」の更なる 普及を図っていきます。

μPLAT金山および金山駅構内における照明のLED化

 名古屋鉄道では、平成26年9月に金山駅の商業施設「金 山プラザ」を「μPLAT金山」として、リニューアルオープン しました。それにあわせ、同施設ならびに同駅構内の照明器 具の一部をLEDに更新し、省エネルギー化を図りました。

名古屋クロスコートタワーにおける

 環境配慮への取り組み

 名古屋鉄道、中部経済新聞社、東和不動産の3社共同事 業による「名古屋クロスコートタワー」は平成24年6月に竣 工しました。同ビルは、名古屋駅や隣接する愛知県産業労 働センター(ウインクあいち)、ミッドランドスクエアと地下 道で繋がる利便性の高いオフィスビルです。地下1階には 多様な飲食店が集まった「チカマチラウンジ」があります。  また地球環境への配慮として、南側の壁面に水平ルー バーを、東・西壁面に縦ルーバーを設置して太陽光が室内 に直接入るのを防ぐほか、窓際の照明は、明るさセンサーに よる点灯制御を行い省電力化を行っています。遮熱高断熱 複層ガラスや自然換気ダンパーを採用することで、室内の 冷暖房のエネルギーコストの低減を図っています。

 名古屋鉄道では、沿線の自治体や商工会等と連携し、 manacaの決済端末の導入を推進し、沿線の住民の皆様の 利便性の向上に努めており、今後も普及を図っていきます。  平成25年8月からは尾張旭市商工会と協力し、尾張旭市 商工会加盟店合計32店舗で、平成25年9月からは瀬戸まち づくり(株)と協力し、瀬戸市内の3つの商店街の34店舗で manacaの決済端末を導入しました。

 また、平成26年度には知立市商工会、岩倉市商工会と連携 して、各地域の店舗でmanacaの決済が可能となりました。  名古屋鉄道、名鉄バス、豊橋鉄道では、名古屋市交通局(地 下鉄・市バス)、名古屋臨海高速鉄道(株)(あおなみ線)、名古 屋ガイドウェイバス(株)(ゆとりーとライン)でも利用できる ICカード乗車券「manaca」を平成23年2月に導入しました。 manacaは繰り返し使えるエコなカードであり、事前にチャー ジ(入金)しておけば、自動改札機やバス運賃箱にタッチするだ けで運賃を自動的に差し引くことができ、定期入れなどから取 り出す必要もないほか、マイレージポイントの導入や電子マ ネー機能の付加などにより、お客さまの利便性を高めています。  平成25年3月からは、全国の10の交通系ICカード※による 全国相互利用サービスがスタートしました。これにより、 manaca1枚で、本サービスに対応したエリアでの鉄道、バス や電子マネーによるショッピングにご

利用いただけるようになりました。 ※ 相互利用サービスを実施している交通系ICカード

Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、 PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、 SUGOCA

平成26年度実績

(6)

太陽光発電パネル(尾張瀬戸駅)

鉄道センタービル

ICカード乗車券「manaca」

学生証一体型 manaca

パーク&ライド駐車場(鳴海駅) 名古屋クロスコートタワー

LED照明(金山駅)

■鉄道センタービルにおける環境配慮への取り組み

 平成24年4月に竣工した「鉄道センタービル」では、環 境への配慮や省エネに対する様々な取り組みがされてい ます。中でも、各階執務室に換気窓を設けることで、階段 シャフトから煙突効果を利用した自然換気システムを導 入した事により、通常時は外気を取り入れ空調負荷を低減 し省エネを図ると共に、室内環境の快適性が向上しまし た。また、非常時における事業継続にも寄与しています。そ の他にも、屋上の一部を緑化することで事務棟執務室のア メニティ向上にも配慮しています。

 尾張瀬戸駅では、平成13年から太陽光発電パネルおよ び雨水タンクを設置し、駅の照明の一部、トイレの洗浄水 を賄っています。また名鉄新一宮ビル(名鉄百貨店一宮 店)および名鉄長住町ビル(岐阜ロフト)でも、雨水を雑用 水の一部に活用しています。

 マイカーの利便性と鉄道の環境効率のよさを組み合わ せた「パーク&ライド駐車場」の整備を積極的に進め、その 活用をお客さまに呼びかけています。移動手段をマイカー から鉄道に切り替えていただけばいただけるほど、地域の 環境負荷軽減につながります。より多くのお客さまに最寄 りの駅の駐車場にマイカーを停め、駅からは鉄道をご利用 いただけるよう、沿線に約19,900台の駐車場を整備して います。

 名古屋鉄道とメイテツコムでは、平成24年4月から、名古 屋産業大学、名古屋文理大学・同短期大学部及び、名古屋文 理栄養士専門学校に、東海地方で初となる、学生証と manacaが一体となった「学生証一体型manaca」を発行し ています。平成27年4月からは、愛知医療学院短期大学と米 田柔整専門学校において発行を開始しました。各大学・学校 において、manacaの認証機能を活用した出欠・入退室など の学修管理や図書館管理、証明書発行などの各種学内シス テムへの対応が可能となるとともに、定期券として通学での 利用に加え、学内の食堂や売店、自動

販売機などにもmanaca電子マネー 決済を導入することで、学生の利便 性の向上を図っています。

あわせ、新たにミュースターポイントサービスを開始しま した。本サービスは、対象店舗でのmanaca電子マネーの ご利用でたまるミュースターポイントと、「名鉄ミューズ カード」のショッピングでのご利用でたまるミュースター ポイントを合算できる、利便性の高いポイントサービスで す。たまったミュースターポイントは

manacaにチャージしてご利用できるほ か、名鉄グループの商品とおトクに交換 ができます。

 名古屋鉄道と名鉄協商では、名鉄電車とICカード「manaca」 利用促進および、名鉄協商の駐車場の利便性向上を目的に、 manacaを使った「パーク&ライド割引」サービスを名鉄協 商パーキング「豊橋西」および「新鵜沼」において展開してい ます。このサービスは、上記駐車場を出庫する際、駐車場の 最寄駅の降車情報(駐車した日と同日に限る)が記録された manacaを専用端末にタッチすると、自動的に駐車料金か ら一定金額が割り引かれるものです。

 両社では「パーク&ライド」を積極的に推進しており、今後 もさまざまなサービスを通して、「パーク&ライド」の更なる 普及を図っていきます。

μPLAT金山および金山駅構内における照明のLED化

 名古屋鉄道では、平成26年9月に金山駅の商業施設「金 山プラザ」を「μPLAT金山」として、リニューアルオープン しました。それにあわせ、同施設ならびに同駅構内の照明器 具の一部をLEDに更新し、省エネルギー化を図りました。 工しました。同ビルは、名古屋駅や隣接する愛知県産業労 働センター(ウインクあいち)、ミッドランドスクエアと地下 道で繋がる利便性の高いオフィスビルです。地下1階には 多様な飲食店が集まった「チカマチラウンジ」があります。  また地球環境への配慮として、南側の壁面に水平ルー バーを、東・西壁面に縦ルーバーを設置して太陽光が室内 に直接入るのを防ぐほか、窓際の照明は、明るさセンサーに よる点灯制御を行い省電力化を行っています。遮熱高断熱 複層ガラスや自然換気ダンパーを採用することで、室内の 冷暖房のエネルギーコストの低減を図っています。

 名古屋鉄道では、沿線の自治体や商工会等と連携し、 manacaの決済端末の導入を推進し、沿線の住民の皆様の 利便性の向上に努めており、今後も普及を図っていきます。  平成25年8月からは尾張旭市商工会と協力し、尾張旭市 商工会加盟店合計32店舗で、平成25年9月からは瀬戸まち づくり(株)と協力し、瀬戸市内の3つの商店街の34店舗で manacaの決済端末を導入しました。

 また、平成26年度には知立市商工会、岩倉市商工会と連携 して、各地域の店舗でmanacaの決済が可能となりました。 下鉄・市バス)、名古屋臨海高速鉄道(株)(あおなみ線)、名古 屋ガイドウェイバス(株)(ゆとりーとライン)でも利用できる ICカード乗車券「manaca」を平成23年2月に導入しました。 manacaは繰り返し使えるエコなカードであり、事前にチャー ジ(入金)しておけば、自動改札機やバス運賃箱にタッチするだ けで運賃を自動的に差し引くことができ、定期入れなどから取 り出す必要もないほか、マイレージポイントの導入や電子マ ネー機能の付加などにより、お客さまの利便性を高めています。  平成25年3月からは、全国の10の交通系ICカード※による 全国相互利用サービスがスタートしました。これにより、 manaca1枚で、本サービスに対応したエリアでの鉄道、バス や電子マネーによるショッピングにご

利用いただけるようになりました。 ※ 相互利用サービスを実施している交通系ICカード

Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、 PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、 SUGOCA

平成26年度実績

(7)

地域環境貢献

(8)

参照

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